水回りのバリアフリー計画で大切なこと

家族みんなで計画を立てる事がとても大切・水回りリフォームの基礎

水回りのバリアフリーを計画する重要なポイントとは

水回りのバリアフリーとは、日常生活をなるべく自分の力で送れるようにサポートする事です。また、介護がしやすいように、障害を減らすことが一番の目的です。そして将来の暮らしを想定した、長期的なイメージをすることが大切です。水回りのバリアフリーの計画を立てるときに、特に大切なことについて4つ説明していきます。

  • 転倒事故の防止について
  • 費用対効果について
  • 温度の水回りのバリアフリーについて
  • 家族全員で相談して計画する

転倒事故の防止について

高齢者の家庭で起こる事故原因の18.1%は、階段で転んだり、敷居につまずくなどの転倒・転落によるものです。これらを防止するには、転ぶ可能性をできるだけ減らすことが最も効果的です。

手すりは、階段、浴室、トイレ、玄関、廊下にあると安全性が向上します。

厚生労働省によると、段差については、階段などの大きな段差よりも、気がつきにくい小さな段差でつまずく事故の方が2倍多いです。対策としては、ほんの小さな2~3cmの段差ほど解消できないか検討します。

水回りのバリアフリーでは、このような転倒事故を防ぐための配慮が大切です。特に、日常生活でよく使っていて、不便に感じている場所は改修が必要です。

費用対効果について

安心して暮らせる住まいを実現しようとすると、いろいろな要望が出てきます。

そこで大切なのは、限られた予算の中で、最大限バランスを取って、理想的とはいえなくても、生活の質が向上できるように、費用に対する効果を考えることです。

水回りのバリアフリーをする場所について、ご家族とじっくりと話し合い、全員がきちんと納得したうえで水回りのバリアフリーリフォームを行うことをお勧めします。

また、水回りのバリアフリーは住宅金融支援機構の融資や介護保険適用などの補助が受けられます。例えば、介護保険による補助は、最高20万円(1割は自己負担)が支給されます。補助や融資は受けるための条件があるので、よく調べて上手に活用してみてください

温度の水回りのバリアフリーについて

温度の水回りのバリアフリーとは、ヒートショック対策のことです。ヒートショックとは、温度の低い浴室から、急に温度の高いお風呂に入ったときなどに、身体がびっくりしてショック症状を起こしてしまうことです。

浴室は65歳以上の家庭事故原因の34.2%を占めていて、高齢者の方にとって、家の中で最も危険な場所となっています。

これらの原因には、床ですべったり、段差による転倒事故もありますが、ヒートショックなどの発作によるものは、73.3%を占めています。

国民生活センターによる報告では、入浴中の急死者数は、寒い冬の11月~3月に多くなっており、寒い冬のリスクは、年間平均と比べて33.4%高くなります。

対策としては、脱衣室と浴室に暖房機を設置して、入浴前に温めておくのが効果的です。暖房機は、すでにある換気口を利用して、あとで付けることもできます。また、断熱性の高いユニットバスでも温度差を減らすことができます。

高齢になると、トイレに行く回数が増えたり、排泄に時間が掛かるようになるので、温度差を減らすために、トイレにも暖房器の設置が必要か検討します。

家族全員で相談して計画する

上記3点で水回りのバリアフリーを計画するときに、特に大切なことについて話しましたが、水回りのバリアフリーリフォームはお身体の状態や家族構成などにより、要望が大きく異なりますので、これを計画しておけば大丈夫。ということは一概には言えません。

ですから、計画を立てるときは、ご家族でしっかりと話し合いながら、要望や疑問点を洗い出して、信頼できる水回りのバリアフリー業者にきちんと伝えることが一番大事です。