キッチンリフォームで大切なこと

キッチンは食生活の環境で変わります・水回りリフォームの基礎

キッチンのリフォームのポイント

高齢者は「ごはんを作る・食べる・くつろぐ」などの行動は、生活の中で大半を占めていてとても楽しみにしている行動です。

家事をこなすことは、ぼけの防止にもつながりますので、できるだけ長く調理を楽しめるように水回りのバリアフリーを計画しましょう。

キッチンの水回りのバリアフリーは、食環境によって計画する内容が異なります。というのも、1人暮らしか、夫婦2人暮らしか、子供の家族と同居しているかによって違いますし、お身体の状態や、料理を作るのが好きか否かでも異なります。

ここではキッチンの水回りのバリアフリーについて、それぞれの環境ごとに、計画するときに確認しておきたいことを説明していきます。

  • 1人でも料理を作りたい方
  • 1人暮らしなので、ほとんど料理をしない方
  • 2人で料理を作るのを楽しみたい方
  • 病気がちなのでほとんど料理をしない方
  • 料理を作る方に共通して知っておいて欲しいこと

1人でも料理を作りたい方

立ち作業が多くなりがちなので、手すりをキッチンカウンターの前に設置します。歩き回らずに作業をしやすいように、身体の向きを90度変えるだけで、作業ができるL字型のキッチンがおすすめです。

1人でも食べるときに目が楽しめるように、庭が見られる位置に食卓テーブルを置くこともあります。

1人暮らしなので、ほとんど料理をしない方

料理をしないので、小さめのミニキッチンで十分です。電子レンジは調理の手間を省いてくれるので使いやすい位置にします。台所で洗濯できるようにしておくと便利です。

2人で料理を作るのを楽しみたい方

2人で楽しみながら下ごしらえができる、調理台を兼ねた食卓テーブルが必需品です。食器洗い乾燥機があると、家事が楽になり、空いた時間を豊かに過ごせます。

調理台と食卓テーブルは段差がないように、コンロから鍋をスライドして食卓テーブルにそのまま移動できる。などの配慮も検討します。

病気がちなのでほとんど料理をしない方

キッチンについては、水回りのバリアフリーにしなくても良いのですが、配食サービスなどを利用する場合は、食事を一時的に置いておく場所が必要です。部屋の換気を良くして、空気がこもらないようにする方が大事です。

料理を作る方に共通して知っておいて欲しいこと

キッチンから食卓への移動は段差なしで出入りできることが望ましいです。車椅子を使用して調理する場合は、車椅子が使える高さと、足下が入る工夫が必要です。

家事は意外と重労働ですので、キッチンは機能性を重視して、作業の安全が確保され、楽に作業ができるようにする工夫が必要です。

具体的には、流し・調理台の高さを変えられるようにすることや、「ひざ」や「つま先」が流し台より奥に入るスペースを取るなどして、腰やひざへの負担を軽減します。

他には、下ごしらえするときに、長時間の立ち仕事はつかれてしまうので、座りながら作業ができる椅子を使う。などがあげられます。

キッチンの水回りのバリアフリーは、それぞれの食生活、環境によって検討するべきことが異なるので、何が本当に必要になるのかを、ご自身の場合に置き換えて計画することが大切です。

水回りのバリアフリーを検討している方は、上記の内容を踏まえて計画を立ててみてください。